日常生活の中で蓄積された筋肉の緊張やストレスによって、体が硬くなりますよね。
その状態を解放しようと筋膜リリーズした時、どうしても痛い！どうして？と思うことはありませんか？
本記事では、筋膜リリースがなぜ痛みを引き起こすのか？
その原因や痛みを和らげる解消法について解説します。
痛みの元を知り、効果的にアプローチすることで、より快適な筋膜リリースをしましょう！
ぜひ最後までお読みください。
筋膜リリース
筋膜リリースとは?
筋膜リリースは、筋肉を覆う薄い膜である筋膜の緊張や硬直を解放するテクニックです。
ストレッチやマッサージ、特別な器具を用いて行われ、身体の柔軟性を高め、筋肉の痛みや不調を和らげる効果が期待できます。
筋膜リリースをするメリット
筋膜リリースを定期的に行うことで、身体の動きがスムーズになり、筋肉の柔軟性が向上します。
疲労回復の早さが増し、パフォーマンスの向上にもつながります。また、肩こりや腰痛などの痛みの軽減、運動後の回復促進にも効果的です。
痛みの主な原因
身体の痛みの主な原因は、筋肉や筋膜の過緊張によるものが多いです。
立ちっぱなしや座りっぱなしの生活、体が一定の姿勢で長時間固定されたりすることで
筋肉が硬直し痛みを引き起こしやすくなります。
痛みの原因となる筋膜リリースの間違った方法
力の入れすぎ
筋膜リリースでは適度な力で行う必要があります。
力を入れすぎると筋肉や筋膜に過剰なストレスを与え、炎症や痛みを引き起こす可能性があります。
間違った場所での施術
正しい部位を対象に行うことが重要です。
間違った場所での施術は痛みを悪化させるだけでなく、他の部位への不調を招くことも。
凝っているな、硬いなと感じる部分だけでなく、その不調の原因となっている経絡ラインやアナトミーラインを狙うと効果が出やすいですよ！
筋肉痛があるときに行っている
筋肉痛がある時に筋膜リリースを行うのは避けた方が良いでしょう。
筋肉痛は筋繊維の微細な損傷が原因であり、この状態で筋膜リリースを行うと、痛みを引き起こしやすいです。
筋膜リリースの正しい方法
適切な道具の選び方
筋膜リリースにはフォームローラーやマッサージボールなど、様々な道具があります。
初心者の方は、体に合った硬さのフォームローラーを選ぶのがオススメ。
硬すぎず柔らかすぎないものを選ぶと、痛みを感じずに効果的に筋膜リリースを行うことができます。
時間と頻度
筋膜リリースは1回のセッションで5分から10分程度、週に2～3回行うのがおすすめです。毎日行う必要はありませんが、定期的に続けることで、体の柔軟性が向上します。
力の加え方
筋膜リリースを行う際は、痛いと感じるほど強く圧力を加える必要はありません。
体の重みを利用してゆっくりと圧をかけ、気持ちいい程度の圧力で行います。
強すぎる圧力は筋肉を傷つける原因になりうるため、注意が必要です。
リリースする部位の選び方
リリースしたい部位は人それぞれですが、特にコリを感じやすい肩や腰、脚の筋肉に集中して行うと良いでしょう。
全体的にリリースしたい場合は、体の上部から下部にかけて、順番にゆっくりと筋膜リリースを行います。
痛みを和らげるための具体的な解消法
体を温めてから行う
筋膜リリースを行う前には、お風呂に入る、温かいタオルを当てるなどして体を温めると、筋肉が柔らかくなり効果が向上します。
温かい状態で筋膜リリースを行うことで、より深いリリースが可能になります。
骨ではなく筋肉をあてる
筋膜リリースを行う際は、骨に直接圧をかけないように注意しましょう。
筋肉や筋膜に対してゆっくりと圧をかけることで、痛みを和らげることができます。
ストレッチしてからリリース
筋膜リリースの前に軽くストレッチを行うと、筋肉が柔らかくなりリリース時の効果が高まります。
特に、リリースしようとしている部位のストレッチを丁寧に行うと良いでしょう。
筋肉痛の部分は力を弱める
筋肉痛を感じている部分には、力を弱めて筋膜リリースを行いましょう。
筋肉痛の状態で強い圧を加えると、逆に痛みを悪化させることがあるため、慎重に行います。
普段から痛みを予防するためのポイント
健康な日々を過ごすためには、痛みの予防がとても重要です。
日常のささいな習慣が、未然に痛みを防ぐ鍵となります。具体的にどのような対策が有効なのか見てみましょう。
日常生活での姿勢の改善
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、無意識のうちに姿勢を崩し、体に負担をかけます。
肩や首の痛みの原因となり得るため、正しい姿勢を心がけましょう。
背筋を伸ばし、画面を見る際は目線の高さに合わせることがポイントです。
運動前後のストレッチ
運動は健康に良い一方で、準備不足や急な動きが筋肉痛のもとになります。
運動前には筋肉を温めるようなストレッチを行い、運動後には冷えた筋肉を解すストレッチをすることで、痛みの予防に役立ちます。
こまめな水分補給
体内の水分不足は、筋肉の疲労やこむら返りを引き起こす原因になります。
定期的に水分を摂ることで体の機能をスムーズに保ち、痛みから自分の体を守れます。特に運動中や暑い日は、意識して水分補給をしましょう。
体を冷やさない工夫
体が冷えると血流が悪くなり、筋肉や関節の柔軟性が低下します。
これが痛みのもととなることも。季節を問わず、足元や腰回りを冷やさないよう注意し、冷え性の人は特に温かい服装を心がけると良いでしょう。
日常のちょっとした工夫が、痛みを予防し、快適な生活を送るための基盤となります。気軽に実践していきましょう。
まとめ
今回は、筋膜リリースで痛みが出る時の原因や対処法についてまとめてみましたがいかがでしたか？
筋膜リリースの際に痛みを感じるのは、体が硬い、筋肉の疲れが溜まっている、間違ったやり方をしている可能性などが考えられます。
日常生活でのストレッチを取り入れ、筋肉を柔らかく保つ努力も重要ですが
リリースの際には、無理をせずが基本原則です。
もし痛みが強い場合は、専門家に相談することも一つの手です。
痛みを感じずに筋膜リリースをするために自身の体と向き合い、ゆっくり丁寧に扱うことを心がけましょう。
